結論、今から始めるなら基本はMT5、対応状況次第でMT4も選択肢
MT4(MetaTrader4)とMT5(MetaTrader5)は、いずれも開発元MetaQuotes社が提供する取引プラットフォームです。
結論から言うと、最初に利用する会社・サービスの対応状況を確認し、必要な機能とプログラムの互換性で選びましょう。
ただし、利用しているFX会社がMT4のみに対応している場合や、使いたい自動売買プログラム(EA)がMT4専用の場合は、MT4を選ぶ理由も残っています。
この記事では、公式サイトで確認できる機能の違いを整理し、どちらを選ぶべきかの判断材料をまとめます。

画像:Pixabay
なぜMT4とMT5で違いが生まれたのか
MT4は2005年ごろから提供されている取引プラットフォームで、長年にわたりFX業界のデフォルトツールとして使われてきました。
MT5は後継として開発されたプラットフォームで、MT4よりも新しい設計思想で作られています。
具体例、公式サイトで確認できる機能の違い
開発元MetaQuotes社の公式サイト(metatrader4.com/metatrader5.com)で確認できる主な違いは、次の通りです。
- 時間足(タイムフレーム)の種類: MT4は9種類、MT5は21種類
- 標準テクニカル指標の数: MT4は30種類、MT5は38種類
- 保留注文(ペンディングオーダー)の種類: MT4は4種類、MT5は6種類
- ポジション管理方式: MT5はネッティング方式・ヘッジング方式の両方に対応
- バックテスト機能: MT5は複数通貨をまとめて検証できる「マルチ通貨対応」のストラテジーテスターを搭載

時間足・標準テクニカル指標・保留注文の種類について、MT4とMT5の数を上の表で比較しました。
時間足やテクニカル指標の数だけを見ると、MT5の方が選択肢は多くなっています。
一方で、選択肢が多いことと「初心者にとって使いやすい」ことは別の話であり、シンプルな画面で慣れたい人にはMT4の見やすさが合う場合もあります。
どんな人がMT4・MT5を選ぶべきか
- 新しくFXを始める人、これから取引ツールを選ぶ人: MT5を基本の候補にする(選択肢が多く、利用目的に合う機能があるため)
- すでに使っているFX会社がMT4のみに対応している人: そのままMT4を使い続ける選択も現実的
- MT4専用の自動売買プログラム(EA)を使いたい人: MT4を使う理由が残る(EAの動作環境が異なるため)
- 複数の通貨ペアをまとめてバックテストしたい人: MT5のマルチ通貨対応ストラテジーテスターが向いている
- シンプルな画面で慣れたい人: MT4の見た目に慣れやすさを感じる場合もある

新しく始める人、MT4専用EAを使いたい人など、タイプ別にどちらのツールが向いているかを上の表にまとめました。
どちらか一方が明確に「正解」というわけではなく、自分が使うFX会社の対応状況と、やりたいこと(自動売買・バックテストの範囲など)で選ぶのが実用的です。

MT4とMT5のどちらを選ぶべきか、判断の流れを上の図にまとめました。
よくある失敗と注意点
- 「新しいから」という理由だけでMT5を選び、使いたいFX会社がMT4しか対応していないことに後から気づく
- 使いたい自動売買プログラム(EA)がMT4専用で、MT5に乗り換えたら使えなくなった
- MT4とMT5はプログラム言語(EAの作成言語)も異なるため、片方用に作ったEAはそのままでは他方で動かない
口座を開設する前に、そのFX会社がMT4・MT5のどちらに対応しているか、また両方に対応している場合はどちらを推奨しているかを、公式サイトで事前に確認しておくことをおすすめします。
移行前に「口座・プログラム・端末」を照合する
MT4とMT5のどちらを使うかは、まず利用する会社とサービスが対応しているかを確認します。その後、使いたいEAや指標が対応する版を確認します。ファイルがあるだけで別の版でも動くと考えず、提供元の仕様、必要な環境、更新状況を調べます。
次に、実際に使う端末で、数量の表示、注文の取消、建玉と未約定注文の一覧、履歴の保存を確認します。デスクトップ、ウェブ、モバイルで同じ機能がそろうと仮定しないでください。分析機能が多くても、必要な管理をできなければ目的に合いません。
テスト機能は、結果より設定を先に見る
自動売買の検証では、対象、期間、費用、データ、プログラムの版を記録します。MT5の複数銘柄の検証機能は開発元の説明を確認できます。MT4についても公式テスターの説明を参照し、同じ条件の検証かを比較します。
単に新しい版だから予測や損益がよくなる、とは判断しません。機能と利用条件は別の問題です。注文単位を理解するにはロットの基礎も確認してください。追加確認日:2026年10月6日。
MT4でFXを取引できる国内FX会社の例
国内でMT4を使ってFXを取引できる会社の例に、FXTF(FXトレード・フィナンシャル)があります。公式サイトでは、FXの取引システムとして「FXTF MT4」が案内されていて、PCのインストール版・ブラウザ版・スマートフォンアプリがあります。EA(自動売買)は、PCのインストール版で使えると書かれています。
一方、MT5は、同社の公式サイトでは商品CFD・暗号資産CFDの取引システムとして掲載されています。FXでのMT5提供は、2026年5月20日付の公式の追記で、リリースの延期が案内されています(2026年10月22日に公式サイトで確認)。
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口座開設の前に、取引条件・手数料・リスクを公式サイトで確認してください。取引システムの対応は変わることがあります。
まとめ、対応状況とやりたいことで選ぶ
MT4とMT5は同じ開発元の取引プラットフォームですが、機能とプログラムの動作環境が異なります。
- これから始めるなら、機能の選択肢が多いMT5を基本の候補にする
- 使いたいFX会社やEAがMT4専用の場合は、MT4を使う理由も残っている
- 時間足・テクニカル指標・注文方式など、具体的な違いは開発元の公式サイトで確認できる
「新しいから正解」ではなく、自分が使いたい会社・ツールとの組み合わせで、どちらが合っているかを判断するのが実用的です。
FX取引そのものには、証拠金を上回る損失が生じるリスクがあります。ツール選びとは別に、取引自体はリスクを理解した上で少額から始めることをおすすめします。
※本記事のMT4・MT5の機能比較(時間足・テクニカル指標数・注文種類等)は、開発元MetaQuotes社の公式サイト(metatrader4.com/metatrader5.com)をもとに2026年9月30日時点で確認したものです。開発・ライセンスの扱いは確認できた機能比較とは分け、未確認の方針を選択の根拠にしません。


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